発売年 | 1970's | 定価 | 16,500 | モジュール | 79 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | ○ | 音 | ○ |
曜日表示 | ○ | SW | 1/10 | ライト | ○左 | |
年設定 | 1970-2029 | DT | - | ボタン数 | 4 | |
特徴 | 当時の技術で無理矢理カレンダー表示を実現 |
1970年代後半にカシオから発売された カシオトロン 79CS-53 ユニバーサルカレンダーです。
以前紹介したCASIOTRON CALENDAR 200と同じく、カレンダー表示機能を売りにしたモデルです。
CASIOTRON CALENDAR 200 は時刻合わせ時に西暦を4で割った余りを入力することで1901年〜2099年の約200年間はうるう年が判別できるという仕組みで、曜日は個別に設定する仕様でしたが、本モデルは1970年〜2029年までの60年間のカレンダーがあらかじめ登録されており、2029年までは曜日設定不要のオートカレンダー仕様となっています。
当時はまだ液晶自体の寿命が10年程度と言われていた時代であり、50年以上使えるような設計になっていたことは驚くべきことではないでしょうか。
事実、本モデルは発売から45年以上経った今でも元気に動いています。
本モデル、カレンダー画面で「月」と「日曜日の位置」は分かりますが、「日」が確認できないため、日付表示にしないと今日が何曜日かが分からない(=カレンダー表示は実は不要)という致命的な欠陥は CASIOTRON CALENDAR 200 と全く同じです。
カレンダー表示時、今日の日付(上記だと「3」)だけを点滅表示すればそもそも2画面要らないですよね?
月によって「29〜31」を非表示にしたりはできているので、もう一工夫欲しかったところですが、当時の技術的に無理だったのでしょうか。
機能的には、アラーム機能、ストップウォッチ機能が搭載されています。
ストップウォッチ機能は実は1/10秒計測で、右上の写真は「0秒10」ではなく、「10秒2」を表しています。
1/100秒計測は当時の技術的に無理(or ものすごく高価)であったと思われます。
「カシオトロン」はカシオの最初期のデジタル腕時計に付けられた名称ですが、本モデルは裏蓋に「CASIO CASIOTRON」と表示されており、風防には表示がありません。
同時期のモデルでも「CASIOTRON」の表示位置は結構バラバラで「CASIOTRON」表示が無いモデルもあり、正直なところ、使い方のルールがよく分かりません。
本モデルには同一モジュールを使った別モデル(UC-50W:UCは UNIVERSAL CALENDAR の略と思われる)が存在しますが、そちらのモデルには「CASIOTRON」表示は入っていません。
また、以前紹介した CASIO F-100 はモジュール番号(55)的に本モデル(79)より前に発売されていますが、「CASIOTRON」表示がどこにも見当たりません。
誰か「CASIOTRON」の表示ルールをご存じの方おられませんか?
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