[CASIOTRON CALENDAR 200]

【CASIOTRON CALENDAR 200】[OLD!]

発売年1970's定価???モジュール47
機能秒表示アラーム--
曜日表示SW-ライト○左
年設定DTボタン数4
特徴当時の技術で無理矢理カレンダー表示を実現

カシオから1970年代後半に発売された、CASIOTRON CALENDAR 200(型番:47CS-23)です。
「CASIOTRON」はカシオの最初期のデジタル時計につけられた愛称です。
裏蓋の製造番号(シリアルナンバー)が「5」から始まっているので、1975年製のように見えますが、製造番号の付け方(ルール)が確立する前のモデルのようですので、実際には1978年あたりのモデルと思われます。
秒表示は時刻表示の上のゲージが点滅しながら10秒ごとに1コマ進んでいくタイプです。

[CASIOTRON CALENDAR 200]
時刻表示モード
[CASIOTRON CALENDAR 200]
製造番号は「50xxxx」

カシオが以前ご紹介したCASIO A201のような液晶の2層構造を実現するのは1980年代に入ってからですので、それまでは1つの液晶画面で時計表示とカレンダー表示を切り替えて表示するのは不可能と考えられていました。
しかし、カシオは本モデルで無理矢理、時計表示とカレンダー表示を一つの液晶画面で実現しました。
その方法は・・・

[CASIOTRON CALENDAR 200]
カレンダーの間に
デジタル表示
[CASIOTRON CALENDAR 200]
カレンダーの数字が
妙に小さい

カレンダー表示の各数字(日付)の間(スキマ)にデジタル表示をするという、とんちの効いた方法です。
カレンダーの各日付が妙に小さいのはそのためです。
カレンダー上のデカい数字が「月」、カレンダーの上の「横線」は「Sunday Indicator」すなわち日曜日の位置を表しています。
1日〜31日の表示位置は固定ですが、6月(左側)は30日まで、12月(右側)は31日まで表示されており、妙に芸が細かいです。
うるう年も設定できます。(時刻合わせ時に西暦を4で割った余りを入力)
ちなみにモデル名の「200」は「200年間の暦が内蔵されている」という意味で、これは西暦1900年と2100年は4で割り切れるがうるう年では無いため、1901年〜2099年までの間はカレンダー修正が不要という意味です。
本モデルの発売時点で「200」のうち1/3以上がすでに終わっちゃってますが。

[CASIOTRON CALENDAR 200]
西暦を4で割った
余りが0ならうるう年
[CASIOTRON CALENDAR 200]
6月5日土曜日
・・・カレンダー不要じゃん
[CASIOTRON CALENDAR 200]
答え合わせ
(6月5日は土曜日)

一見便利なこのカレンダー機能ですが、致命的な欠陥があります。
カレンダー画面で「月」と「日曜日の位置」は分かりますが、「日」が確認できないため、結局今日が何曜日かが分からないんです。
今日の日付を確認するために日付表示に切り替えると(上の写真左側)、、、あれっ?右上に「SA」の表示が。
カレンダー表示意味ないじゃん。。。

[CASIOTRON CALENDAR 200]
カレンダー表示への
こだわり



[sanyowatch]Author: sanyowatch

1970年代〜1980年代を中心とした古いデジタル腕時計を蒐集しております。
少しずつ紹介していきます。
I like vintage digital watch.
I also like junk old digital watch.

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