発売年 | 1975 | 定価 | ??? | モジュール | 0124 | |
機能 | 秒表示 | ★ | アラーム | - | 音 | - |
曜日表示 | ○ | SW | - | ライト | ○下 | |
年設定 | - | DT | - | ボタン数 | 0(竜頭) | |
特徴 | 竜頭式デジタル腕時計の完成されたデザイン |
セイコーから1975年に発売されたデジタル腕時計、クォーツLC 0124 です。
「LC」は「Liquid Crystal(液晶)」の頭文字ですね。
デジタル最初期のモデルにあたりますが、竜頭デジタル腕時計としては一つの完成されたデザインに到達しているかと思います。
秒表示は時刻表示の上のゲージが点滅しながら10秒ごとに1コマ進んでいくタイプ、曜日表示は枠、日付表示は上の小窓です。
日付表示部も液晶パネルとしては分かれておらず、デザインの工夫でわかりやすく表示しています。
この時計も以前紹介した SEIKO 0531 と同じく、ボタンが1つも無くアナログ時計のような「竜頭」で操作するタイプです。
竜頭を引くと時刻設定モードとなり、奥に回して合わせたい項目を選択し、手前に回して数字を合わせます。
操作方法について、文字盤にわかりやすく表示されています。
竜頭を押し込むとライト(豆球)が点灯します。
この時計も SEIKO 0531 と同様、AM/PMの表示が一見無いように見えますが、実は午前は「時」と「分」の間の「:」が白丸、午後は「:」が黒丸となり、見分けることが可能です。
上の写真は午前11時58分、下の写真は午後12時1分を表しています。
このモデルは液晶が弱いのか液晶画面の端の方が液晶漏れしている物が多く、ネットオークションでも液晶が無傷の物はほとんど見かけません。
液晶漏れはメーカーでも修理することができず、時間の経過とともに広がる一方です。
また45年以上前のモデルで交換パーツの供給も当然無いため、いくらボディの状態が良くても少しでも液晶漏れがある SEIKO 0124 には手を出さない方が無難です。