発売年 | 1990's | 定価 | 2,520 | モジュール | 1007 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | - | 音 | - |
曜日表示 | - | SW | - | ライト | - | |
年設定 | - | DT | - | ボタン数 | 2 | |
特徴 | まさに「チーペストカシオ」! |
カシオのお手頃価格のスタンダード・デジタル腕時計、いわゆる「チープカシオ(チプカシ)」の最高傑作、CASIO F-30です。
1990年代の発売と思われますが、アラーム、バックライト、ストップウォッチ機能はおろか、曜日表示すらありません。
24H表示もできず、液晶右上の「PM」窓でAM/PMを判別します。
F-30 こそが無駄(?)な機能を全て排除した、まさに『チープカシオ』の頂点に立つ『チーペストカシオ』の名にふさわしいモデルです。
CASIO F-30 がチーペストなのは機能面だけではありません。
つくりも超チープ(褒め言葉)で、2つのボタンが裏蓋と一体になっているため裏蓋が硬質樹脂ではなくウレタンゴムでできており、ゴムの弾力を使ってボタン操作します。
なんとそれどころか、ウレタンベルトも裏蓋とつながった一体構造になっています。
つまり、腕に接する部分が全てウレタンゴムということなので、金属アレルギー等、アレルギー体質の方にも安心してご使用いただける、冗談抜きで非常に貴重なモデルです。
(裏蓋を留めるピン、尾錠の硬質樹脂も直接腕に接触しない構造です)
F-30 は裏蓋・ベルトが一体構造のため、電池交換は裏側のピン(バネ棒では無く単なる棒)を抜いた後に、ベルトをひねるようにして裏蓋を開けるのですが、なんと裏蓋がボディに粘着剤(割と強力)で接着されているという無慈悲な設計。
ウレタンゴムの材質自体が柔らかく、かつ経年劣化しやすいため、電池交換時にベルトがちぎれたり、裏蓋自体が崩壊したりします。。。
「使い捨て」という言葉が頭に浮かびますが、それでも何とか電池交換し現在稼働中です。
当時大量生産されていたはずですが、なぜかネットオークションではほとんど見かけません。
みんな電池交換をあきらめて捨ててしまったのでしょうか。
また、そもそもネット上で F-30 の情報自体がほとんどありません。
「CASIO F-30」で検索するとプロトレックの現行モデルばっかり出てきますので、本モデルの情報を検索したい場合は「CASIO F-30 vintage」「CASIO F-30 チプカシ」などとして検索してください。
(同一メーカーで過去のモデルと類似の型番を全く別のモデルに付けるのは是非やめてほしいです。。。)
当時家電量販店等で売られていたパッケージのままの未使用の F-30 も入手しましたので、こちらの写真も掲載します。
非常にレアな品なので、チープなはずなのにもったいなくて使用できません。
カシオさん、チプカシが盛り上がっている今こそ、アレルギー完全対応のチープカシオ最強モデル F-30 を再販いただけないでしょうか。
(ステンレスモデルですが幻の元祖チプカシ CASIO B630 も是非...)
当サイトの画像、テキスト等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
严禁未经授权复制或使用本网站的图像、文字等。我们不销售本网站介绍的手表。
Unauthorized reproduction of contents from this site is strictly prohibited.