発売年 | 1985? | 定価 | ??? | モジュール | 871 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | ○ | 音 | ○ |
曜日表示 | ○ | SW | 1/100 | ライト | - | |
年設定 | 1985-2029 | DT | ○ | ボタン数 | 左右各1 前2 | |
特徴 | ほとんど情報が出てこない謎のデータバンク |
カシオから1985年?に発売されたデータバンクシリーズ、CASIO DB-33W です。
1985年?と「?」付きなのは、本モデルのモジュール番号は「871」とモジュール番号的には1990年代初めのモデルであるはずにもかかわらず、時刻合わせ時の「年」設定の範囲が「'85〜'29」だからです。
通常、発売年以前の「年」を設定できるようにはしないはず(しても意味が無い)なので、ここでは一応1980年代に発売されたモデルに分類しました。
通常、各モデルのおおよその発売年はネット上で色々検索すればだいたい分かるのですが、本モデルは型番(CASIO DB-33W)で検索してもほとんど情報が出てこない謎のモデルです。
以前ご紹介した omron LQ-111 も一切情報が出てこない激レアモデルでしたが、本モデルは(omron と比べると圧倒的にメジャーな)カシオのデータバンクシリーズのモデルであるにも関わらず情報がほとんどありません。
特に日本国内の情報(日本語での情報)は全くといっていいほど無く、英語での情報も「Ultra rare(激レア)」などと記載されている場合が多いです。
ごく短期間のみ発売された激レアモデルか、海外限定モデルだったのかもしれません。
デザイン的にも本モデルはなかなかクセのあるデザインで、前面の2つのボタンは左右非対称(形も色も)で、右側の丸ボタンは一昔前の電子機器で流行った「クルクル回して選択→押し込んで確定」のボタンのような、思わせぶりな滑り止めのブツブツがついていますが、機能的には昔の一般的なデータバンクシリーズと同様、「FORWARD(FWD)」「REVERSE(REV)」の機能しか持っておらず、回したりすることはできません。
また左右のボタンも黄色のプラスチックで、妙な安っぽさを醸し出しています。
またもう一つ本モデルの不可解な点は、「年」設定が1985年から始まるのに対し、裏蓋に「ASSEMBLED IN KOREA」と記載されており、カシオの韓国の工場が稼働開始した1988年以降に製造されていることです。
1985年に発売を開始し1988年以降は韓国に生産拠点を移して製造され続けた息の長いモデル、という可能性もありますが、その場合、それなりの流通数があるはずで、これだけ情報が出てこないというのもおかしな話です。
いろいろと調べてみましたが、結局謎は謎のままです。
DB-33W はデータバンク機能(30件)の他、ストップウォッチ機能、タイマー機能、デュアルタイム機能を搭載しており、当サイトで初めて、一番上の表の「機能」の欄が全てそろったモデル!と思ったのですが、実は DB-33W にはライトが付いていませんでした。
残念!
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