発売年 | 1980's | 定価 | ??? | モジュール | D530 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | ○ | 音 | ○ |
曜日表示 | ○ | SW | 1/100 | ライト | ○左 | |
年設定 | - | DT | - | ボタン数 | 4 | |
特徴 | SANYO腕時計専用電池使用モデルが復活 |
前回に引き続きSANYO(三洋電機)の腕時計、Lithium D530 のご紹介です。
SANYO の腕時計にはなぜか惹かれるものがあって、昔から見つけるたびに買ってしまいます。
中でもこのモデルは以前ご紹介した amorton S517 と並んでお気に入りのモデルです。
右上のマークは何?と思って裏蓋を見ると、ウインドサーフィンをしている人のイラストでした。
「WATER RESIST 50m」と表示されているので、防水性を売りにしていたようです。
ただし裏蓋は単純なはめ込みタイプです。
当時はマリンスポーツ用の防水腕時計に海に関係するイラスト(ロゴ)を入れるのが流行っていました。
カシオの「カジキマグロ」モデルが有名ですね。
このモデルがお気に入りの理由は、随所に80年代テイストがあふれていることです。
「アラームのマーク」「走る人」は同時期に流行した任天堂のゲームウォッチ(1980年発売開始)を彷彿とさせます。
このモデルには実はもう一つ大きな特徴があります。
モデル名にある「Lithium」はリチウム電池を表しています。
リチウム電池(CR)は他のボタン電池(アルカリボタン電池:LR、酸化銀電池:SR )と比べて電圧が高い(3V)ため、ライトが明るい、アラーム音が大きいなどのメリットがあり、1980年頃より各メーカーともデジタル腕時計にリチウム電池を採用し始めました。
中でも三洋電機は、電池も自社で開発・製造できるというメリットを活かし、なんとSANYO腕時計専用の電池を作ってしまいました。
それが「CR736-2」です。
(レディースモデル向けに一回り小さい「CR636-2」というものもありました)
三洋電機自体が消滅してしまった今、この特殊な専用電池を手に入れることはできません。
ではなぜこのモデルが現在も動いているのか?
実は、⊖極が中心部のみという特徴を使って、SR716SW というボタン電池(1.55V)を真ん中で2つ重ねる(直列)ことで、約3Vの電圧として使っています。
細長い両サイドの部分は絶縁体のスペーサーを入れ、ボタン電池が中でずれないようにしています。
(ネットで見つけた方法で、今のところ問題なく使えていますが、くれぐれも自己責任でお願いします)
結果的にリチウム電池搭載モデルでは無くなってしまっていますが、まぁ使えるので良しとしましょう。
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