発売年 | 1982 | 定価 | 14,800 | モジュール | 145 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | ○ | 音 | ○ |
曜日表示 | ○ | SW | 1/100 | ライト | - | |
年設定 | - | DT | ○ | ボタン数 | 3 | |
特徴 | チープカシオ?いや、40年前のビンテージカシオです。 |
カシオから1982年に発売された ALARM CHRONOGRAPH SA-410 です。
発売から約40年が経過していますが、シンプルかつバランスのとれたデザインで、全然古くささを感じさせません。
発売当時(1982年)の「グッドデザイン賞」を受賞したモデルです。
2019年にカシオのスタンダードデジタルモデル、いわゆる「チープカシオ」のラインナップに、本モデルにそっくりな「A700」が加わりました。
A700 は残念ながら海外限定モデルなのですが、A700 があまりにも SA-410 とそっくりだったため、思わず通販で購入してしまいました。
(Amazon等で3,500円くらいです。お買い得です)
以下、SA-410 を A700 と比較していきます。
そもそも SA-410 も A700 もかなり薄型です。
SA-410 は40年前のデジタル腕時計としては驚異的な薄さといえるのではないでしょうか。
1980年代に Made in JAPAN の家電製品の「軽薄短小」ブームがありましたが、SA-410 は流行の最先端を走っていたものと思われます。
機能面の比較では、SA-410 はライトは付いていないものの、A700 には搭載されていないデュアルタイム、タイマー機能が付いており、ある意味 A700 より高機能です。
右下ボタンを押している間は日付・曜日が表示されます。
逆に A700 はデュアルタイム・タイマー機能が無いため、液晶上部の文字盤表示が「DUAL」「TIMER」から「SIG」「SPL」に変更されています。
「SIG」は「(アラームの)シグナル」、「SPL」は「(ストップウォッチの)スプリット」を表していると思われますが、文字盤の表示位置と液晶の表示位置がかなりずれており、SA-410 とパッと見を同じに近づけるためにわざとやっているとしか思えません。
そもそも「ALARM」と「SIG」、「SPL」と「CHRONO」をわざわざ別々に表示する必要ないですよね。
ここからは両モデルの機能を比較していきます。
ストップウォッチ時の「ST」表示と、文字盤の「CHRONO」表示が全くずれてしまっていますが、中身はチプカシなので他のモデルとモジュール(3472)を共用しており、致し方ないと思われます。
A700 のデザインは全般的に必然性がなく、突っ込みどころが多いですが、これらはどれもデザインを少しでも SA-410 に近づけるための努力、と考えると納得です。
そういえばベルトもそっくりなものを使っていますね。
OldDigitalWatch.jp としては、CASIO A700 をきっかけに、一人でも多くの方がオールドデジタルウォッチの世界に興味を持っていただけることを願っております。