発売年 | 1983 | 定価 | 8,900 | モジュール | 333 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | ○ | 音 | ○ |
曜日表示 | ○ | SW | - | ライト | - | |
年設定 | 1980-2019 | DT | - | ボタン数 | 2+竜頭 | |
特徴 | 見た目はアナログ、実は世界最小のデジタル腕時計⁉︎ |
カシオから1983年に発売された、アラームアナログ MQA-100G です。
末尾のGは単に色(ゴールド)を表しているので、モデルの型番としては MQA-100 です。
アラーム、フルオートカレンダー機能を搭載しています。
なぜデジタル腕時計を紹介する当サイト(olddigitalwatch.jp)でわざわざアナログ腕時計を紹介するのか?と思った方。よーく写真を見てください。
実は本モデルはアナログ腕時計ではなく、カレンダー表示部だけがデジタル表示の、れっきとしたアナデジ腕時計なんです。
アナデジ腕時計では通常、デジタル表示部がアナログ部の上部か下部にあって、日付表示だけでなく時刻表示、ストップウォッチ、デュアルタイムなどの機能を持っていますが、MQA-100 ではデジタル表示部がさらに小さくなってカレンダー窓の大きさとなったのが最大の特徴です。
もっとも、通常のアナデジモデルとも、アナログモデルとも明確な差別化を図れなかったためか、ほとんど売れなかったようです。
結果、カシオのアナデジモデルの中でも一二を争う非常にレアなモデルとなっています。
デジタル部は単に日付・曜日を表示するだけでは?と思いきや、
・年(1980〜2019年)
・月
・時刻
もしっかりと設定します。
考えてみれば当然で、「年・月」の情報を持っていないとフルオートカレンダーになりえないですし、「時・分」の情報を持っていないと日付切り替えのタイミングが分かりません。
(本モデルはアナログとデジタルが連動していません)
というわけで、本モデルは液晶表示部を「カレンダー表示」のほか「時刻表示」「秒表示」に切り替えることもできます。
アナログの秒針があるのにデジタル部が「秒」のみを表示している(しかも連動していないのでアナログとデジタルでズレることもある)のはかなりシュールです。
またデジタル部が「時・分」の情報を持っているおかげで、本モデルはアラーム機能も搭載されています。
当然アラームの設定はアナログ部ではなくデジタル部で行います。
アナログ時計はデジタルと連動していないので、デジタルを正しく時刻設定しなければアナログ部がアラームの設定時間になってもアラームは鳴りません。
結局のところ、本モデルのアナログ部とデジタル部は完全に独立しており、アナログ3針表示以外の全ての機能はデジタル部に搭載されています。
MQA-100 のデジタル部の画面の小ささは「ZENITH Time Command FUTUR」(秒と日付表示だけにLED画面表示を用いた1975年発売のゼニスの伝説のモデル。超カッコいいです)よりさらに小さいですが、小さな液晶面に独立してデジタル腕時計としての機能がしっかりと搭載された、ある意味で「世界最小のデジタル腕時計」と言えるかもしれません。知らんけど。
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