発売年 | 1974 | 定価 | 98,000 | モジュール | 9010 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | - | 音 | - |
曜日表示 | ○ | SW | - | ライト | - | |
年設定 | - | DT | - | ボタン数 | 1+竜頭 | |
特徴 | シチズン初の液晶デジタル腕時計。液晶表示OFF機能付き |
シチズンが1974年に発売した、シチズン初の液晶デジタル腕時計「クオーツ リキッドクリスタル」です。
「クリストロン」シリーズの初代モデルにあたりますが、「CRYSTRON」の表示は一切ありません。
発売価格98,000円と、発売当時は超高級な腕時計であったようです。
モジュールも外装も現代のデジタル腕時計の基準では考えられないほどしっかりとした作りであり、当時のシチズンのデジタル腕時計にかける意気込みが伝わってきます。
最初期のデジタル腕時計の中には、これまでのアナログ腕時計の流れをくんで竜頭で時刻合わせを行うモデルがあり、本モデルもそんな「竜頭デジタル腕時計」の一つです。
竜頭1段引きで手前に回して日付、奥に回して曜日を合わせます。
同様に竜頭2段引きで手前に回して「時」、奥に回して「分」を合わせます。
竜頭は「回す」というよりは手前・奥それぞれ45度くらいでカチッと止まります。
「時」合わせの際、24時を越えるたびに律儀に「日付」も「曜日」も1つ進むので、「日付」を先に合わせてから「時刻」を合わせようとすると大変な目に遭います。
なお、左下のボタンは秒のリセット機能のみのボタンです。
1970年代当時は液晶の寿命は3〜5年程度と考えられており、このモデルでは液晶の寿命を少しでも延ばすため、液晶表示をOFFにする機能が付いています。
通常位置で竜頭を奥に回すと液晶表示がOFFになります。(時刻は通常通り進みます)
このモデル、液晶周りの文字盤色が「グレー」「グリーン」「スカイブルー」の3種類あり、中でも写真の「スカイブルー」が一番レアです。
このモデルが好きすぎて3色とも持っています。