発売年 | 1985 | 定価 | ??? | モジュール | 555 | |
機能 | 秒表示 | ○ | アラーム | ○ | 音 | ◎ |
曜日表示 | - | SW | - | ライト | ○左 | |
年設定 | 〜2029 | DT | ○ | ボタン数 | 前2横4 | |
特徴 | 実は今も使えるフォーンダイアル機能 |
1985年に発売されたカシオ フォーンダイアラー DBA-800 です。
フォーンダイアラーといってもスマートウォッチのように通信・通話機能が付いているわけではありません。
ではなぜ「フォーンダイアラー」なのか?
実は、下部中央のスピーカー部から、「プッシュ回線でダイヤルするときの音」を出すことができるんです。
プッシュ回線の電話はトーン信号と呼ばれる「音」で発信先を識別します。
そのため、プッシュボタンを押さなくても、それぞれのボタンに対応する「音」を流すとその音をトーン信号として識別し、電話をかけることができます。
その機能を利用したものが「フォーンダイアラー」で、スピーカー部を受話器に押し当ててトーン信号を聞かせることで、電話をかけることができます。
携帯電話が無かった昭和の時代、外出先から電話する場合は「データバンク機能」で腕時計に登録した電話番号を見て、公衆電話から相手先に電話することが一般的でしたが、フォーンダイアラーは腕時計に登録した電話番号をそのまま発信することができたので、非常に合理的でした。
しかしながらフォーンダイアラーが発売されて数年後にはポケットベルが普及し始め、あっというまにガラケー、スマホが普及して、フォーンダイアラーは活躍の場を失ってしまいました。
活躍の場であった公衆電話も残念ながら現在では絶滅寸前です。
しかしながら実は今でも大部分の固定電話(IP電話除く)ではフォーンダイアラーを使うことができます。
同時期にセイコーから発売されたTVが見れる腕時計、SEIKO T001 はアナログ放送の終了により日本では全く使えなくなってしまったので、フォーンダイアラーは「使えるだけまだ幸せ」なのかもしれません。
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